オオサカジン

  | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


2006年04月19日

ロバート・デ・ニーロ「ブロンクス物語」

きまぐれ洋画劇場10

             ロバート・デ・ニーロ 「ブロンクス物語」

                           
                         俳優として一流、そして監督としても超一流
 


ニューヨークのマンハッタンのイースト・リヴァー対岸にブロンクスがあり、ブロンクスは働き者の移民の多い町、この映画はブロンクスの親と子の物語です。

 ロバート・デ・ニーロは「ゴッドファーザーpart2」など数多くの映画に出て巧い役者さんです。ぼくはこの偉大な俳優さんの監督作品というので、少しは我慢かと思って見た映画でしたが、これが立派でいい作品なんです。イタリア移民としての思い入れがあり、ほんとは目立てばいいのですが、自分は控えめな役でチャズ・パルミンテリを主役に立てています。でもほぼ自伝的作品って感じがでててイイ映画です。

物語は、1960年ごろブロンクスのバスの運転手(デ・ニーロ)には九歳くらいの可愛い坊や(フランシス・キュプラ)がいました。ところが、このブロンクスの下町、ヤクザが多い。親が心配しているのに、坊やはヤクザの集まる地下のばくち場をのぞく。坊やにサイコロをお遊びに振らすと、見事大当たり。この坊や、町の顔役の親分に気に入られ自分の息子の様にかわいがられます。ところが、この親分、喧嘩で相手を殺してしまいます。見たのは、その現場にいた坊や。警察が彼を吐かそうとしましたが、知らぬと言いきってしまいます・・・・・。

 この実の父と、このヤクザの父、この二人に可愛がられて青春を迎え、黒人の彼女が出来るまでの下町ストーリー。デ・ニーロさん、大変ひかえめで気取らず、しんみりと演出してみせます。
 実はこの親分を演じているチャズの舞台劇のひとり芝居「ブロンクス・テイル」にデ・ニーロが惚れ込んだ映画化作品なんです。デ・ニーロは大好きだったんでしょうね。
 

見ていると、ところどころで、少年時代、少女時代、また、ちっちゃなころのお父さん、お母さんなんかを思い起してしまって、ジーンときちゃいます。不良じゃなくても、昔やんちゃだった人はよく学校に補導されたり、警察に説教されたりしたとき、親に迎えに来てもらって泣いて謝ったことがあるはずです。そんな時に自分のことじゃなく、この人に迷惑をかけてはいけないと思ったはずです。
 そんな空気をもつステキな大好きな映画です。


お父さんのデ・ニーロがバスの運転手っていうのがまたイイ・・。

デ・ニーロの好みもありますが、人種に関係なくガールフレンドが黒人っていうのもまたイイ・・・。

いまは、インターナショナルな時代です。国籍や人種なんていう偏見はおかしいと、ぼくも思います。



   
やっぱり女性は、明るくて、やさしくて、やせてて、胸が大きくて、頭がよくて、きれいな人に
   かぎります。


 つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「きまぐれ洋画劇場  スターウォーズ・ナタリーポートマン」
               →http://ota.osakazine.net/e1135.html

「愛と青春の旅立ち」
             →http://ota2.osakazine.net/e263.html

「長いお別れ」part1
            →http://ota9.osakazine.net/e841.html


Posted by Mr.x at 22:13│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。